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学力・人間力向上のためのブログ

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  • 2025/09/14

    「脳科学から見た、子どもの学力の伸ばし方」

 子どもの学力は「努力すれば必ず伸びる」と思われがちですが、実際には一人ひとりの伸び方には大きな個性があります。では、それはなぜでしょうか。最近の脳科学の研究から、この答えのヒントが少しずつわかってきています。

まず大切なのは「記憶」と「理解」です。私たちの脳は新しいことを学ぶとき、一度は短期記憶に入れますが、そのままではすぐに忘れてしまいます。海馬で整理され、何度も復習されることで長期記憶として定着します。特に、学んだ日の夜にしっかり睡眠をとることが、記憶を強くするカギだとわかっています。

また、理解力を支えるのは「前頭前野」という脳の部分で、ここが論理的思考や集中力を司っています。ですから「なぜ?」「どうしてそうなるの?」と問いかけ、自分の言葉で説明させることが、思考の力を育てます。

さらに、モチベーションも脳と深く関わっています。小さな成功体験を積み重ねると、脳内でドーパミンが分泌され、「もっとやってみよう」という気持ちが生まれます。逆に、強いストレスや不安は記憶の働きを妨げることもわかっています。

遺伝的な要素も学力に影響しますが、それはあくまでもスタート地点に過ぎません。脳には「神経可塑性」といって、経験や学習によって回路を作り変える力が備わっています。つまり、日々の習慣と工夫次第で、誰でも必ず伸びていけるのです。

聡生館では、この脳科学的な知見を指導に取り入れています。理解を深める授業、繰り返し定着させる小テスト、そして「できた!」を積み重ねて意欲を引き出すこと。これらを通じて、お子さま一人ひとりの可能性を最大限に伸ばしていきたいと考えています。

学力は点数だけでは測れません。勉強を通して「学ぶって面白い」と思える心を育てることが、将来につながる本当の力になります。

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