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2025/12/28
聡生館
人は、心に描いた方向へ本当に変わっていくのか ――学びと脳科学から考える「変化の正体」

人は本当に、「心に描いた方向」へ変わっていくのでしょうか。
これは自己啓発的な問いに見えるかもしれません。しかし、個別指導学習塾・**聡生館(小金井市)**で日々、生徒たちと向き合っていると、この問いは決して抽象論ではないと感じます。

成績が伸び始める生徒、学習習慣が定着していく生徒、表情や姿勢まで変わっていく生徒には、ある共通点があります。それは、「自分は変われる」「できるようになる」というイメージを、少しずつでも持ち始めていることです。

勉強が苦手な生徒の多くは、能力以前に「どうせ無理」「自分には向いていない」という見方を自分自身に向けています。その状態で、どれだけ問題演習を重ねても、学びは長続きしません。

一方で、学力が伸びていく生徒は、必ずしも最初から勉強が得意だったわけではありません。
「今はできないけれど、できるようになる自分は想像できる」
この小さな意識の変化が、行動を変え、結果を変えていきます。

脳は「現実」をそのまま見ていない

近年の脳科学では、人間の脳は目の前の現実をそのまま処理しているのではなく、「こうなるはずだ」「自分はこういう人間だ」という内側のイメージをもとに、行動や判断を組み立てていることが分かってきています。

つまり、脳は常に未来を予測しながら、今の選択を行っているということです。
「自分は勉強ができない人間だ」という予測を持っていれば、無意識のうちに避ける行動を選びます。
反対に、「自分はできるようになる途中だ」という予測を持てば、多少の失敗があっても学び続ける行動を選びやすくなります。

この違いは、意志の強さではありません。
脳の使い方の違いです。

行動は「気合」ではなく「自然さ」から生まれる

よく「やる気が出たら勉強する」という言葉を耳にしますが、実際には順番が逆です。
人は、自然にできる行動しか、継続することができません。

聡生館の個別指導では、問題の解き方だけでなく、
・どこでつまずいているのか
・なぜ避けてしまうのか
・どんな言葉を自分に向けているのか

といった「思考の癖」を丁寧に見ていきます。

すると、生徒自身が
「自分は勉強ができないのではなく、やり方が合っていなかっただけかもしれない」
と気づく瞬間が訪れます。

この瞬間から、行動は努力ではなく「自然な選択」に変わっていきます。

顔つきが変わる理由

学力が伸び始めた生徒を見ていると、成績表より先に変わるものがあります。
それは、表情や姿勢、目の向きです。

自分の進む方向が見え始めると、人は無意識のうちに視線が上がり、声がはっきりし、姿勢が安定します。これは精神論ではなく、脳と身体の連動によるものです。

「最近、顔つきが変わりましたね」
保護者の方から、こうした言葉をいただくことも少なくありません。

聡生館が大切にしていること

聡生館(小金井市)は、単なる「点数を上げるための塾」ではありません。
もちろん、受験対策や定期テスト対策は徹底して行います。しかしそれ以上に大切にしているのは、学び続けられる状態をつくることです。

そのために、
・完全個別指導による思考の可視化
・生徒一人ひとりに合わせた学習設計
・言葉の使い方、考え方への丁寧なアプローチ

を重ねています。

学力は、正しい方向を向いたときに、自然と積み上がっていくものです。
心に描く方向が変われば、行動が変わり、結果が変わります。

人は、心に描いた方向へ、本当に変わっていきます。
その変化を、私たちは日々、教室の中で目にしています。

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