
中学2年生の3学期。
この時期は、多くのご家庭にとって「まだ中2」という感覚があるかもしれません。
しかし、受験という時間軸で見ると――
4月からは“受験生”です。
そして、受験勉強は3年生になってから始めるものではありません。
今この瞬間から「志望校戦略」をどう描くかが、合否を大きく左右します。
なぜ今、志望校を考える必要があるのか
受験勉強は「がむしゃら」に努力するだけでは成果が最大化しません。
✔ どのレベルを目指すのか
✔ 私立か公立か
✔ 内申点をどのくらい取る必要があるのか
✔ 偏差値をどの水準まで上げるのか
これらが曖昧なままでは、
学習計画は“努力の積み重ね”ではなく、“努力の浪費”になってしまいます。
志望校を早めに意識することは、
学習の方向性を定めることに他なりません。
① 私立か公立か ― まずは大きな方針を決める
志望校選択の第一歩は、
-
私立高校を第一志望にするのか
-
公立高校を第一志望にするのか
この大きな方針決定です。
私立第一志望の場合
-
3教科型入試が中心
-
内申点より当日得点重視の学校も多い
-
併願優遇制度の活用も可能
→ 早期から英数国の完成度を高める戦略が有効
公立第一志望の場合
-
内申点+当日得点の総合評価
-
9科目の内申対策が不可欠
-
副教科の評価も重要
→ 中3の1学期・2学期の内申が勝負
この違いを理解せずに3年生を迎えると、
「もっと早く準備しておけば…」という事態になりかねません。
② 学校先行型か、数値目標型か
志望校の決め方には、大きく2つのパターンがあります。
A. 学校先行型(志望校ありき)
「この学校に行きたい」という明確な目標がある場合。
・部活動
・校風
・通学環境
・兄姉が通っている
・大学附属校志向
この場合は、
必要偏差値・必要内申点を逆算して今から設計するのが王道です。
目標が明確な分、努力の方向性も明確になります。
B. 数値目標型(まずは成績向上を優先)
多くの生徒さんはこちらです。
「まだ具体的な学校は決まっていない」
この場合は、
✔ 目標偏差値
✔ 目標内申点
を先に設定します。
そして、
-
夏休み終了時点での模試結果
-
2学期内申
-
実力推移
をもとに、志望校を現実的に絞っていく。
この方法は極めて合理的です。
なぜなら、中2の段階ではまだ成績が大きく伸びる可能性があるからです。
③ なぜ「今」設計が必要なのか
3年生になってからでは遅い理由は3つあります。
1. 内申点は積み上げ式
公立志望の場合、
3年生1学期の内申が極めて重要です。
つまり――
4月の定期試験が最初の勝負。
ここで失敗すると、
「志望校のランクを下げる」判断を迫られる可能性があります。
2. 偏差値は急には上がらない
偏差値は
-
学習量
-
学習質
-
学習期間
の積で決まります。
短期間で急上昇することは稀です。
だからこそ、
中2のうちから基礎完成と弱点補強を行うことが重要なのです。
3. 学習習慣は一朝一夕では作れない
受験学年では
-
平日2〜3時間
-
休日5時間以上
の学習が必要になります。
この量を急にこなせる生徒はほとんどいません。
今から徐々に学習時間と集中力を伸ばすことが必須です。
④ 学習設計とは何か
学習設計とは、単なる勉強計画ではありません。
✔ 教科バランス設計
✔ 内申対策設計
✔ 模試対策設計
✔ 長期・中期・短期目標設定
これらを体系的に組み立てることです。
例えば:
-
英語:長文速読強化
-
数学:関数・図形の先取り
-
国語:読解演習の習慣化
-
理社:1・2年範囲の総復習
これを「いつまでに」「どのレベルまで」到達するかを明確にします。
⑤ 志望校が決まっていないことは悪くない
保護者の方からよく聞かれます。
「まだ志望校が決まっていないのですが大丈夫でしょうか?」
答えは――
大丈夫です。
むしろ重要なのは、
「どのレベルまで上げたいのか」
という“努力目標値”です。
努力目標値を高めに設定することで、
後から選択肢が広がります。
逆はありません。
⑥ 聡生館が行う受験設計
聡生館では、
✔ 偏差値分析
✔ 内申予測
✔ 志望校可能性診断
✔ 年間ロードマップ設計
をもとに、中2段階から受験設計を行います。
「3年生になってから考える」ではなく、
「今から逆算する」ことが大切です。
⑦ 最後に ― 今、動くかどうか
受験は情報戦であり、設計戦です。
努力はもちろん必要ですが、
方向性のない努力は非効率です。
4月から受験生。
その前に、
-
私立か公立か
-
数値目標はいくつか
-
内申をどこまで上げるか
を一度整理してみてください。
学習設計は、
早ければ早いほど有利になります。
そして――
中2の今が、その最適なタイミングです。
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