
受験勉強についてご相談を受けていると、次のようなお悩みをよく耳にします。
「国語が安定しない」
「数学の応用問題になると手が止まる」
「努力しているのに結果につながらない」
こうした悩みは、一見すると教科ごとの問題のように見えます。しかし、実際に生徒の学習過程を丁寧に見ていくと、原因はもっと共通したところにあることが分かります。
それが、思考力の使い方です。
思考力とは「難問を解く力」ではない
思考力という言葉は、とても便利な一方で、曖昧に使われがちです。
「思考力が足りない」「思考力を伸ばそう」と言われても、何をどうすればよいのか分からない、という声も多く聞かれます。
受験における思考力とは、決して特別な才能ではありません。
それは、
・すぐに答えが見えなくても考え続ける
・条件や情報を整理しながら全体像を保つ
・仮説を立て、修正しながら前に進む
といった考え続ける姿勢そのものを指します。
国語と数学で起きている「同じつまずき」
国語が苦手な生徒は、「文章は読めているのに内容が頭に残らない」と言います。
数学が苦手な生徒は、「公式は知っているのに、どれを使えばいいか分からない」と言います。
一見、別々の問題に見えますが、実は共通点があります。
それは、部分に意識が集中しすぎて、全体像を見失っているという点です。
国語では、一文一文の意味を追うことに精一杯になり、文章全体の構造が見えなくなります。
数学では、目の前の数式や計算にとらわれ、問題全体の条件関係を整理できなくなります。
思考力が伸び始めると、この状態が変わってきます。
思考力が育つと、学習はどう変わるか
思考力が育ってきた生徒には、次のような変化が見られます。
国語では、
・段落ごとの役割を意識して読む
・筆者の主張と具体例の関係を整理できる
・設問の意図を落ち着いて考えられる
数学では、
・問題文を読んで状況を整理する時間を取れる
・すぐに式を書かず、方針を考えられる
・途中で行き詰まっても、戻って考え直せる
これは、教科ごとのテクニックを覚えた結果ではありません。
考え方の土台が整ってきた結果です。
思考力は後天的に伸ばせる力
「地頭がいい」「センスがある」という言葉で片づけられがちな思考力ですが、実際には多くの部分が後天的に育ちます。
重要なのは、
・すぐに正解を求めない
・考えた過程を言葉や式にする
・解けなかった原因を振り返る
といった学習姿勢です。
解けた問題よりも、「考えたけれど届かなかった問題」を丁寧に扱うことで、思考力は確実に蓄積されていきます。
聡生館が大切にしている指導の視点
聡生館では、単に問題を解けるようにする指導ではなく、考え方のプロセスを整える指導を重視しています。
国語と数学を別々の教科として切り離すのではなく、
「今、何を考えているのか」
「どこで思考が止まったのか」
を一緒に確認しながら、学習を進めていきます。
その結果、
・成績が安定しない
・応用問題に弱い
・努力が成果につながらない
といった悩みを抱えていた生徒が、少しずつ自分で考え、立て直せるようになっていきます。
受験は「思考の質」が問われる場
受験は、暗記量やスピードだけで決まるものではありません。
不確実な状況の中で、どれだけ落ち着いて考え続けられるかが結果を左右します。
国語でも数学でも通用する思考力を育てることは、受験だけでなく、その先の学びにもつながります。
小金井市で個別指導塾をお探しの方、国語や数学の学習に不安を感じている方は、ぜひ一度ご相談ください。
思考力を整えることが、学習を前に進める確かな一歩になります。
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